猫の手も借りたい
『猫の手も借りたい』(ねこのてもかりたい)は、ものすごく忙しく、人手が足りない様子を表すことわざである。使用例は「とても忙しくて『猫の手も借りたい』くらいだよ!」。どうして『猫の手』なのか?ことわざでは動物が登場することも多い中で、『猫に小判』(ねこにこばん)ということわざからも、「価値のわからない者に高価な物を与えても意味がない」という意味のように、猫は否定的な意味合いを持つ場合に多く使われており、本来、“借りたくない・借りても使えない”猫の手すら借りたくなるほど忙しいという意味になるのである。ちなみに、『猫を被る』(ねこをかぶる)については、藁や縄で編んだ大きいむしろのことを「ねこだ」と呼んでおり、それを被る様から出来たことわざが後に当て字として「猫」になったと言われているので、由来に「猫」は直接関係ないと言われている。しかし、猫の気ままな性格にぴったり当てはまっており、爪を隠しておとなしくしている様を表すような意味として定着している。