食うだけなら犬でも食う

『食うだけなら犬でも食う』(くうだけならいぬでもくう)とは、何もしないで食べるだけなら犬でも出来るということから、それでは人間としての値打ちがないという意味のことわざである。昔の知識では、犬は食べることにだけ幸せを感じる生き物という認識だったため、犬が例えに出されているようだが、現代の愛犬家には納得の行かないことわざになってしまうだろう。しかし、このことわざが表しているのは、せっかく人間として生まれたのだから、あらゆる手段を使い苦楽を共にするからこそ幸せであるのだというところに、幸福を見出して欲しいという意味も込められているのだろう。ただ、食べて寝ることを繰り返すだけの人生に満足してしまったのでは、勿体ない。何か意義のある行動をしてこそ、本当に人生を楽しめるのだろう。時に苦しいことがあったとしても、それも人生と思い楽しむ余裕が欲しいものである。楽しく生きるには工夫が必要なのかもしれない。