低き処に水溜まる

『低き処に水溜まる』(ひくきところにみずたまる)とは水は低いほうに流れ、そこに溜まるように、利益がある所には人が集まる様子を表したことわざである。水が低い場所に流れるのは自然なことであり、うまい話や得をする話があれば誰もが集まってくるのも自然なことなのだろう。そういった噂というのは一気に広まるものであり、すぐにたくさんの人が集まるのだ。また、悪人が寄る場所には悪人が集まることも指しており、たまり場と呼ばれるその場所には、悪人を寄せ付ける何かがあるのかもしれない。類似したことわざに『類は友を呼ぶ』があり、こちらも気の合った仲間や似ている者同士は自然に集まる様を指している。似たものというのは趣味や好みが似ているため、行動も同じになるのであろう。そのため、偶然同じ場所で出会ったりすることは珍しくないのである。しかし、『低き処に水溜まる』のことわざの方はあまり良い例えには使われないことが多いようだ。