昔操った杵柄
『昔操った杵柄』(むかしとったきねづか)とは、昔鍛えた自慢の腕前のことを指し、それは時間がたっても体に身に付いているもので、年を取ってもうまくできるという意味を持つことわざである。「杵」とは米をつく道具で、若い頃に身に付けた米のつき方は何年経っても忘れることなく、同じように付くことが出来ることから由来したことわざである。得意としていたことや、当たり前のようにやっていたことというのは、月日が流れても体が覚えているものであり、頭では忘れていてもいざ行動に変えてみると自然に体が動いてしまうことがある。スポーツなどが特にそうであり、最初はぎこちなくても徐々に動けるようになるのがまさにこれである。何事も一生懸命覚えたことというのは、後に役に立つことがあるのだから、中途半端にせずやる時はしっかりやっていたほうが良いということを言っているのかもしれない。また、逆の意味を持つことわざには『昔は昔今は今』がある。