人を見て法を説け
『人を見て法を説け』(ひとをみてほうをとけ)とは、人に何かをさせる時はその人の本質を見抜いてから指示をしろという意味を持つことわざである。人の上に立つ立場の人間に必要なことわざであり、上司に当てはめられるだろう。上司が部下の性格や性質を知らずに仕事を与えてもスムーズに仕事が進むわけはないだろう。向き不向きというものがあるのだから、どの仕事が誰に向いているのかは、それぞれの部下の性格を知っていなければ割り振りできるものではない。このことわざの「法」とは仏法のことであり、釈迦は真理を説く際に話す相手によって理解しやすいように話し方を変えて仏法を説いていたという。人に教えを説くくらいの人間ならば、これができて当然なのかもしれない。あらゆる人間がいる中で、全ての人が理解できるような説明方法を持っていなければ、人に教えを説く資格はないだろう。キャパシティが広い人間こそ、人の上に立てる人間なのかもしれない。