一番風呂は馬鹿が入る
『一番風呂は馬鹿が入る』(いちばんぶろはばかがはいる)は、一番風呂は入り心地が悪いものだから、こぞって最初に入る者は馬鹿だという意味である。一番風呂とは、沸かしたての風呂の湯のことで、よく家長や客などにすすめることが多いが実はあまり良いものではなく、熱すぎるという理由もあるようで特に年配の方にはすすめるものではない。「さら湯は身の毒」とも言われており、新しいお湯というのは体内のナトリウムやカリウムなどの成分を吸い取りやすいと、科学的にも言われているのだ。このことから、若い女性が入った後の風呂は良いと言われることもあり、これは男性より良い有機物を若い女性が持っているという説や女性ホルモンなどの物質が湯に溶け出すためとも言われている。このように、一番風呂は綺麗ではあるが体には良いものではなく、こぞって入るものではない。しかし昔は特に、家長が入るものとしていた。これは家族を守るために家長がすすんで行っていた手段だったのかもしれない。