ミイラとりがミイラになる

『ミイラとりがミイラになる』は、その昔ミイラは薬として珍重されていた。エジプトのピラミッドにミイラを探しに行った人が帰って来なかったことから出来たことわざである。行方不明になった人を探しに行ったつもりが、その人まで行方不明になってしまうことも言う。また例えとして、人の悪戯を戒めるべき立場の人がその甘い誘惑に負けてしまい、その仲間に加わって一緒に悪戯を働いてしまうという意味合いも持つ。使用例として「ミイラとりがミイラにならないように気をつけてね!」。ミイラを漢字で書くと「木乃伊」。ちなみに、その時代、古代エジプトは墓荒らしが絶えず、副葬品の貴金属などが大量に盗まれた。その犯人の多くは墓作り職人であったと言われている。類似したことわざに『人捕る亀が人に捕られる』(ひととるかめがひとにとられる)がある。人食い亀が人を襲って食うはずが、逆に人に捕って食われると言う意味である。