触らぬ神に祟りなし

『触らぬ神に祟りなし』(さわらぬかみにたたりなし)は、関わり合いを持たなければ災いが降りかかることはないという意味のことわざである。利用例は「その件は彼らに任せておけば良いよ。『触らぬ神に祟りなし』だよ!」。英語では「It is ill to waken sleeping dogs.」(寝ている犬を起こすのはよくない)である。余計なことはしないのが身のためであり、そっとしておいたほうが良いものには触れるなということ。冒険心をなくすような言葉であるが、イライラしている人のそばへ行ってとばっちりをもらうよりは良いだろう。少し似たことわざに『長い物には巻かれろ』(ながいものにはまかれろ)がある。上司や自分より偉い人には逆らわず、黙って従っておいたほうが良いという意味合いを持つ。どちらも出しゃばらずに影に隠れていた方が、平穏に過ごせるということだろう。ついつい口出ししたくなる時でも我慢することで難を逃れることが出来るという教訓である。