善は急げ

『善は急げ』(ぜんはいそげ)は、良い事はすぐに実行しなさいという意味を持つことわざ。利用例は「そうと決まったら『善は急げ』だ!」。同じ意味合いを持つことわざに、『思い立ったが吉日』(おもいたったがきちじつ)がある。暦を見て吉日を選ぶより、何かをしようと思いついたその日が吉日だという意味である。また、せっかく良い出来事なのに、のんびりしていては運が逃げてしまうことも言っている。幸運が舞い込んで来る時というのは、何をしてもうまく行くことが多い反面、その時期は長くは続かない。その運がついているうちに行動した方が良いという教訓であろう。幸運と災難は背中合わせである。また、勢いがあるうちに進めてしまえば、少々難しいことでも乗り切ってしまうこともあり、慎重になることで進まなくなるのを逃れるためでもあるのだろう。反対の意味を持つことわざには『悪は延べよ』(あくはのべよ)がある。悪いと思うことや不安に思うことは先延ばしにせよ。そうすることにより、難を逃れられることがあると言う意味である。